株主優待に求めるもの
今日は、株主優待について考えてみようと思います
かくいう私も、優待銘柄を多数保有してます
基本的に、優待銘柄は買ったら週1回くらいしかチェックしません
優待は、興味のある人と無い人でははっきり分かれますよね
あくまでも私見ですが、株主優待の有無やその内容で銘柄選びをする個人投資家は、株式投資を積極的な資産形成の手段というよりは、余裕資金で気楽に株式投資を楽しんでいるように感じます
つまり、自己満足です
会社側からすると、日頃株を保有してくれている株主達への感謝の気持ちとして送られるサービスです
近年、株主優待を縮小・廃止する企業が増加しつつある傾向だし
保有期間によって受けられるサービス内容がボリュームアップする銘柄なども増えてきました
そもそも、優待自体が日本特有の株主還元であり
海外ではあまり聞きません
海外投資家や、機関投資家にとっては、株主優待の品を受け取っても困ってしまいますよね
個人投資家と違って、大量に買うわけですから優待よりも、配当に回せ(お金)というのも当たり前の考えだと思います
貰った配当で、その企業の物やサービスを受ければいいだけですからね
少し前に読んだ、村上 世彰 (著) 生涯投資家にも株主還元に対する考え方、沢山書かれていました
村上さんも海外投資家と同じ思考なのでしょうね
ですが、株主優待を実施している企業が、いきなり優待の廃止を決めたらどうなるでしょうか?
もちろん、株主優待を実施するにも費用がかかります
優待の改悪が著しい企業においては、配当金が減額されたり無配になるのと同じように、株価にマイナスの影響を及ぼすでしょう
少なくとも、株価を維持するためには、一時的な下落で食い止めるだけの業績を叩き出さないと、いけなくなりますね
数年前に日本マクドナルドが、2014年の中国製チキンナゲットの問題や、2015年1~2月に相次いだ異物混入事件などの影響で、業績が急激に悪化しています
月間売上高は1年以上連続で前年比マイナスが続くという酷い状況の時がありました
しかし意外なことに、株価はほとんど下落していませんでした
当時、マクドナルド株を持つ個人投資家の大半が、株主優待目当てでの保有なので、簡単には株を売らないためだったのだと思いました(あくまでも一つの要因)
他にも浮動株が少ない等の理由は、あったのですが
空売り、入れても全然下げなかったのはいい思い出です
ちょうど、その頃優待メインで取引してる投資仲間と出会ったのも大きいかもしれません
優待の魅力を沢山聞かされましたw
そして本日、ハブ<3030>が10%超えの下落をしました
決算期待もあったのでしょうが、優待があったらここまで下げなかったのではないかなぁ~思ってしまいました
その思考が甘い
かといって、株主優待実施銘柄だから下げ相場にも強い、ということは決してありませんし、
株主優待実施銘柄であっても株価が大きく下がることは当然あります
個人投資家なのだから、株式投資を資産形成の積極的な手段として考え
株主優待の有無やその内容を銘柄選びの材料としてもよいと思います
日本独自の優待を楽しんで、買ったら毎日1回は最低チェックして
優待自己満投資を楽しんでみようとおもいます
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